2014/04/15

二年に一度の西林寺手づくり市

 
 
隣町の岬町淡輪にある「ひろしげ珈琲」さんにコーヒーカップを納品した帰り、
 
その近くの「岩田商店」さんにお酒を頼みに行きました。
 
お店の近くに車を停めて降りると、
お寺の掲示板に「手作り市出店者募集」の張り紙を見つけました。
 
 

 
 
大きな寺門をくぐると、立派な棕櫚と鐘がありました。
 
本堂をはさんで、ご住職の住居と30塔ほどのお墓があります。


 
 
苔むした石のお不動さんに一目ぼれしました。
 
呼び鈴を鳴らして要件と電話番号の入ったチラシを置いて帰ると、
夕方に携帯電話に着信がありました。
 
ご住職の奥様からでした。
 
出店の条件をお聞きすると、
 
「出店料は無料でお昼ごはんもご用意しています。
楽しんでいただくための手づくり市です。」
 

 
 
当日の朝は
 
春の日差しがまぶしいほどでした。
 

 
 
出店者さんが続々と集まり、
 
 
あちこちから
 
 
「おはようございます。」
 
 
「よろしくおねがいします。」
 
 
が聞こえます。




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並べ終わったころ、
 
今度は続々とお客さんがあらわれます。





一息ついたころ、門のあたりからこうばしい
香りが漂ってきました。
 
「すてきーず パンの会」さんがオーブン窯で焼くピザの香りです。
 

 
 
ふわふわサクサクの「しらすとえびのピザ」。
 
 
美味しいものは人を簡単に幸せにしてくれます。
 
 
11時すぎから副住職によるコンサートが
始まりました。
 
ジブリの「魔女の宅急便」のテーマ曲を挟んで、
ビートルズを6曲。
 
左右に体を揺らして聞き入っていました。
 
 

 
 
ライブが終わると、大きな法衣姿のお人形を持ったご住職が現れ、
 
腹話術で案内を告げました。
 
 
本堂ではご住職による木魚体験会があり、子供さん用に
 
ウルトラマンの顔の形の木魚が用意されていました。
 
 
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お昼を過ぎたころカレーが振舞われました。
 
私が畳のお部屋で食べているあいだに
 
店番をしてくれたのはご住職の奥様でした。
 
 

 
 
閉会まで一時間を切りお客さんが少なくなったころ、
 
自分の場所を出て気になっていた作品を見に行きます。
 
 
さらさらとした手触りの流木で作られたベンチと
 
愛らしいクロネコ柄のヘアバンドを買いました。
 
 
どちらも手作りなのに安くて、
 
使うところを想像するととてもうれしくなりました。





2時には片付けが始まり、
 
器をコンテナに詰めていきます。
 
最後は荷物のかさばる私と
さっきの流木の木工作家さんご夫妻でした。
 
 
西林市のある岬町淡輪は歴史のある海の町です。
 
 
淡輪駅のすぐそばには大きな鍵穴のかたちの古墳
海のちかくに武家淡輪氏の屋敷のあとがあります。
 
 
 
 
漁港の先には高い堤防が続いています。



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西林寺の手づくり市は二年に一度。
 
 
次回開催はまだ未定だそうですが、
 
またの機会がほんとうに楽しみな手づくり市です。