2013/04/08

きものとかふぇ いなばや(奥蔵)  佐ノ川谷藍子 器展




 
 
かじやまち商店街の奥、呉服や制服、
 
鍼灸院の看板が並ぶ中に「きものとかふぇ いなばや」はあります。
 
 
 
 
 
春と秋に開催される「どんちゃかフェスタ」という
 
商店街合同のお祭りに合わせて、
 
奥にある蔵で器を展示しています。
 

 
 
9回目になる今回は少し特別。
カフェの営業はこの春のどんちゃかフェスタの日まで、
いなばやさんは着物と和雑貨の店になります。
 
 
 
 
 
 


どんちゃかフェスタの日は
 
いなばやのお嬢さんたちがお孫さんを連れて

カフェのお手伝いにいらっしゃいます。

 
お母さんごっこしよー、

じーじお皿だしてー、

Mもやるー、
 

と4人の子供さんが
 
植木の下で祭りの出し物の時間を待っています。




 
ごはんどうぞー、

と「陶芸のお姉さん」にも草や土を盛った「料理」が届きます。

最初に展示した時は3歳だったMちゃんも、
この春小学校に上がりました。

5回目の展示ごろから器のかたづけを手伝ってくれるようになり、

これもー?

とかなり重いものも運んでくれるようになりました。
 
 

角皿 plate W210 H10mm        Map
 
 
 
 
カフェが一段落した昼過ぎ、
 
Mちゃんのお母さんが
 
 
うちのMが卒園式で陶芸家になります!って、
 
影響を受けてるみたいで、
 
 
と幼稚園の卒園の日、自分のなりたいものを発表するステージでの
 
出来事を知らせてくれました。
 
 
 
 
 
「Mちゃん陶芸家ってどんなお仕事?」

おさらにえをかくの、ババッて、やいてならべる、



「どんな絵を描きたい?細かい線で描く絵?」

ううん、こんなかんじがいい、ピンク、


と私の器に向かいました。

じゃあ、と、


「お弟子になってくれますか?」
 
 
いいよー、


色よい返事が返ってきました。
 
 
 
 
 
今回もMちゃんはかたづけを手伝ってくれ、
 
大きな袋や取っ手つきの籠をどんどん運んでくれました。
 
 
帰る時、
 
 色鉛筆で名刺を作ってくれて交換しました。
 
 
マスターにあいさつしていると、
 
 
じーじ、カフェやめるん、
 
Mがここでとうげいしてな、
 
おさらかざるー!
 
 
「じゃあじーじに高く売ってもらおっか?」と聞くと
 
じーじ、Mのとうげいうってください!
 
 
二つ返事で好々爺は引き受け、
 
とてもしっかりした
 
お弟子をとることになりました。