秋は芸術と相性の良い季節。
お気に入りの博物館や遺跡でも行きたい展示やイベントが目白押しで、器を作りながらなんとなくソワソワしています。
今年も秋の個展は毎年恒例のflour bee* cafeさん(大阪府泉佐野市りんくうタウン)で✨
泉州の新鮮な野菜や魚介を使ったメニューが豊富なフレンチスタイルのキッシュカフェ。
窓際の席でラテアートを施した綺麗なキャラメルラテを飲みながらお客さんを待ちます。
海からの風が気持ちいいテラスに
たくさんの器を並べました。
藁灰釉と青い流れ 茶碗(雲柄) |
テラスの空を映す青い茶碗。
山茶花の大皿 23.3cm |
こちらはスタッフでもあるパテシエのtsubomiさんの作品「栗とカシスのモンブラン」✨
器と合わせて一枚の絵のようです
やはり自分には良い背景を描くような器づくりがしっくりきます。
青い縁のスープカップ(割高台) |
スープやマグカップは
コーヒーやスープのベールが開いていく
だんだん飲み干すごとに現れる絵。
オリーブの葉っぱ模様 スープカップ |
いろんなカタチと器が使われるシーンがあり、
選ぶのは一瞬、使うのはずっと。
お客さんに器の説明はしますが、
選ぶのを急かすことはありません。
キッチンに立つオーナーで野菜ソムリエのこずえさん。
flour bee* cafeでも主にデザートに
うちの器をずっとお使いいただいていますが、
そういうのはもうすっかり「こずえさんの器」になっています⬇︎
写真はこずえさんのFacebookより
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そのひとつ本棚のケーキ皿。
インタビューなどで本棚を背景にする作家さんや教授先生、多いですよね。
そんな思いつきで作ったお皿の一枚はこのカフェでこずえさんのセンスの庭になっています。
今回の展示でも、たくさんの器が
これと選んでいただいて
誰かの食卓に食器棚に納まりました。
あちこちの食卓で、それぞれの日常の背景にある、使う人により添うような器になっていれば嬉しいです。